怪物のクルシマのネタバレレビュー・内容・結末

めちゃくちゃ良かった、、
いろんなネタバレ踏む前に見れてよかった。
（何も知らなかったけど、カンヌの賞も半分ネタバレやんと思いました）

今までの、日本の暗いところを全面にフューチャーした是枝映画の雰囲気だけじゃない、クスッとなる言い回しとかがさすが坂元さんだなあって思った。
三幕構成の使い方がめちゃくちゃうまい。

一幕だけ見てると、母親にどうしても寄り添うから、学校の体制にムカつくしキモって思ってしまう。
でも二幕みると、確実に被害者は担任の先生だし、母親がいいって言ってた学年主任の先生もまあまあクソだなっていうのがわかる。
生きていく中で、人はいろんなバイアスを持つから、誰かに対しては絶対怪物になるんだなと。


1番グッときたのは、金管楽器のファンファーレ。
一幕二幕だけじゃわからない、全部見て全てがつながる。
一幕は最初何か扉の開くSEかと思った。
不協和音で現場で生まれた音なのか、緻密な計算がされているのか、、、、
音の使い方が抜群すぎた。

あと田中裕子の死んだ目が狂気だったな。