mai

怪物のmaiのネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

な、なんだこれ、、、、、
ちょっと今なにも情報を入れたくないわ。頭に。
って見た直後の私が書いてた。
良すぎて語彙力が0の人みたいな感想しか書けない。
人ってこんなすごいもの作り出せるんだね、はあ、、、

上映前にこんなに楽しみでドキドキした映画久しぶり。前情報入れないで行きなっていう助言通り、なんにも見ないで行った。予告だけ。
ちょっと衝撃的。これはカンヌ。打ちのめされてしばらく動けなかった。
本当にね、見えてないんだよ何にも。
ああああっ、なんでそうなっちゃうの。どうしてなの!って思ったけど、世の中こんなことばっかりかもしれないと思った。
気付かないって本当に恐ろしいことだし、自分が加害者だと気付くことの難しさよ。
謎がどんどん明らかになっていく、わたしの大好きなやつ。

弱者に寄り添う作品だから、わたしはこの2人の話が好きなんだと思う。
音楽室のシーンがあまりにも良くて、心が決壊した。だからだめなんだよな、坂元裕二は、いつだって泣かせにきてる。
見てるとどんどん心に水が溜められていって、最後に溢れちゃうんだよ。
夢中で見た。ウワァア〜ってなった。
時間あっという間だった。
子役の2人どう考えても演技が上手すぎでは???
田中裕子の印象が残りすぎていて、頭から離れない。
誰にでも手に入るものってなんだろうか。ってしばらく考えてる。

2023/7/8
ラストは2人の死後、説を頭に入れて2回目観た。2回目も全然面白くて、飽きずに観た。死んじゃってる説を唱える人が多いかもしれないけど、やっぱり私は2人が死んじゃったとは思いたくないんだよな、
でもその方が2人にとってはいいのかな、わからないけど。
誰にでも手に入らないもの、この作品なら、男女の夫婦の間に子どもがいる家庭とか、結婚とか、それは幸せとは呼ばないんだよってこと?
好きな人と2人きりで過ごす時間とか、夜風が気持ちいい日に遠回りして帰るとか、汗をかいてお風呂に入った時の気持ちよさとか、そういうことかな、とかふと思った
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