観終わったあと、心にじわじわ忍び寄ってくる作品。とても良かったです。
悪者（その場面においての）の描き方がどうもあざとい…と感じてしまって、前半部分で失敗したかなと思いきや。
鑑賞し終えて、とても巧みな脚本だった事が分かる。
ひとつの角度だけで物事を見てしまう事の恐ろしさや愚かさ。
偏った価値観や思い込みに囚われず、色々な角度でものを見て、自分の心で判断し行動できる人になりたい。
なかなか難しい事だと思うけど…。
「男と女が結婚して、子供を作って家庭を築く」＝「人間の義務」「人として一番まっとうな幸せ」
世の中変わってきているとはいえ、まだまだこういう価値観は根強い。多様な生き方が本当の意味で認められる社会がいつかやって来ますように。
