このレビューはネタバレを含みます
子供の頃にカルト宗教を信じる母に同性愛者は"悪魔のコ"(豚の脳みそ)だと言われ、
聖書(白線)の教えに従わないと滅ぼされると言われた。
狭き門を通るものだけが楽園に行けると教えられた。(誰でも手に入るわけではない幸せ)
時が経ち、私は家族と会うことは無くなった。
家族の元をすり抜けたのだ。
「生まれ変わったのかな?」
「何も変わってないよ」
「良かった」
この今の世界を置き去りにしていくくらいに
私達は"何も変わらず"に幸せにならなければならない。
門の無くなった道を通って。
嵐の後の陽を浴びて。