ふー

怪物のふーのレビュー・感想・評価

怪物(2023年製作の映画)
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人間が詰まった映画。
人間の弱さが美しく詰まった映画。
定期的に見返したい。

同じ状況でも、視点が変わると全く違う表情に見えて、さっきまでどっちかって言うと悪者と思ってた人が、その人視点で見ると納得できて。


怪物は、どこにもいない。
全員が誰かにとって怪物。

承認欲求、否定されたくない気持ち、非をてらいたくない気持ち、未来に焦る気持ち、上下関係、相手より自分は優れている、優れていたいと思う気持ち、間違ってると思った人を攻撃したい気持ち。


是枝さん、坂元さん、坂本さん、川村さん
が描くぐらいなんだから
これ、みんなそうなんだ。
これ、真理なんだと思った。


どこまでも日常らしい表現、彩度。
その中に刺す光。

子供の素直さ、大人の弱さ。
同じ人間さ。

よりくんは尊かったなぁ。

大人が牙を向くときは
大抵自分にとって都合が悪いとき。

誰かにとっての真実は、ちょっとずつ善かれ悪かれ色眼鏡を重ねて変わっていく。
自分にとっての真実は自分にとっての真実でしかない。


人間の弱さを考えさせられた。
ふー

ふー