人間が詰まった映画。
人間の弱さが美しく詰まった映画。
定期的に見返したい。
同じ状況でも、視点が変わると全く違う表情に見えて、さっきまでどっちかって言うと悪者と思ってた人が、その人視点で見ると納得できて。
怪物は、どこにもいない。
全員が誰かにとって怪物。
承認欲求、否定されたくない気持ち、非をてらいたくない気持ち、未来に焦る気持ち、上下関係、相手より自分は優れている、優れていたいと思う気持ち、間違ってると思った人を攻撃したい気持ち。
是枝さん、坂元さん、坂本さん、川村さん
が描くぐらいなんだから
これ、みんなそうなんだ。
これ、真理なんだと思った。
どこまでも日常らしい表現、彩度。
その中に刺す光。
子供の素直さ、大人の弱さ。
同じ人間さ。
よりくんは尊かったなぁ。
大人が牙を向くときは
大抵自分にとって都合が悪いとき。
誰かにとっての真実は、ちょっとずつ善かれ悪かれ色眼鏡を重ねて変わっていく。
自分にとっての真実は自分にとっての真実でしかない。
人間の弱さを考えさせられた。