湊の母親目線から見ていた序盤はとにかく学校側の対応に違和感しかなく、音も相まって嫌悪感の塊だったけれど
先生の目線から見る世界は満ち満ちていたし
子供目線から見るこの世界の形もちょっと違う
何かの映画を見たときも思ったけれど
目に見えているものだけがすべてではなく、見えない部分にこそその人の本質が現れているのだと思う
でもそこまで汲み取れない、理解できない。
人間であることにまちがいはないのに
本当に人間なのか、と疑問さえ抱く
視野が狭くなってしまえばこうだと決めつけてしまうし、なにもしていないのに認めるしかなくなればやるせなくなる
極め付けは、狭い世界で身動き取れない生きづらさとか。
そう考えるとそんな世界から抜け出せた、自分たちの道を選べたラストってハッピーエンドなのかな
言葉にするのがとてもむずかしい