またまた自分の勉強不足を知らされた作品鑑賞でした。
タイトルの“怪物”からして強引なる生き様の人々を描いたドラマとの予測でした。
鑑賞を始めると学校で起こった子供の怪我についての当事者の主張の様を描いた作品でした。
鼻血を出し耳の付近からの出血を教師の殴打によって発生した障害騒動。
子供の主張に反論する担任教師や校長を筆頭とした学校側としての不誠実な対応。
子供に対するフォロー不足を厳しく追及しるシングルマザー
そして、周囲の地域住民やマスコミなどがそれぞれの主張を・・・・
多方面からの視点から進めていく脚本の在り方に当初は中々作品に没頭できない状態でしたが・・・
そうか・・・あの監督の作品だったのか・・・と自分の視点を変えていくと興味が深まる事を感じました。
安藤サクラ、瑛太、田中裕子さん達の存在感の見事さを加えた満足感の強い作品でした。