このレビューはネタバレを含みます
機内作品で鑑賞。ヘッドホンの遮音性が悪くうまく作品に入り込めなかった...。また別のタイミングで観たい。
登場人物それぞれが怪物のように見えるが、実際には怪物など1人もいない。家族や好意を寄せる対象を守ろうとした結果、真実に対してそれぞれが蓋をしてしまいすれ違いが起こってしまっただけ。
誰も悪くないからこそ、この絶妙なバランスで保たれるすれ違いがもどかしかった。このバランスを表現できてしまう是枝監督の作品は素晴らしい。
特に瑛太の怪演が凄かった。最初は悪者だったが、中盤からはただただ生徒思いの優しい先生にしか見えなかった。