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怪物の445のネタバレレビュー・内容・結末

怪物(2023年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

うえええええええ子どもむじぃぃぃ
大人からも自分からも何にも見えてなかった。
もう一度見直したい…見方変わる…

え?なに?どうなってんの?え?そういうこと?!の連続。
初め不気味に見えた一言が違うサイドからは全く響きが変わって見えたり、脚本が逸脱。

2時間集中させられ続け、どんどん引き込まれていき、観終えて抜け殻になる重量感があった…。

星川以外全員悪かった。
でもホリ先生は顔が怖いくらいでほぼ巻き込まれ事故。もう少し真実に近づけた唯一の大人だったはずが、詰めが甘いのが罪。
クラスのいじめっ子と、脳無しの先生たちが一番怪物。
最初の校長室のシーン、先生たちが極端にヤバすぎる。演出としてあれはちょっとやりすぎじゃない?話もあれでいろいろ狂った気がする。
母親も気持ちはわかるけどもっと冷静に事実確認してほしかった。

作品として観るともどかしいけど、全ての登場人物が病んでて、言うことと言わないことですれ違いまくっているっていうのはどこの日常にも当たり前にある現実な気がした。

スーパーで子どもに足引っ掛けたり、金魚をトイレに流そうとしたり、それだけ見たらヤバい一面を誰もがもってるんだよな。

世にいる人間全員、誰かにとって怪物なんだろうな。
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