後半はずっとスピッツの「ロビンソン」が流れてました。
どうした是枝監督。
びっくりするくらいものすごくサスペンス色にまみれてて、え、それってそうなの? まさかまさか、をいをい、よもやよもやの大どんでん返しなのかよと、先が気になって仕方がない。ドキドキハラハラの超絶エンターテインメントではないですか。(これがまた超絶惹きつけられるから始末におえない)
なんか、どっかからテコ入れでもあったのでしょうか。とはいえもちろん嫌いではないのですが、らしくないな、というなんとはなしの違和感、というフレーズもしっくりはこないのですが。まあおもしろいからいいか、とは思ってたのですが、なんてことはない。ものがたり後半に突入するにつれ、それもこれもおそらくは言いたいことを伝えるためのギミックにすぎないのではないかと思わせる。(あくまで個人的な主観です)
社会ってやつは、そもそもその種をとにかく存続させるためだけに存在するシステムなのですよね。
だから場合によっては臭いものには平気でふたをするし、不都合な個体は容赦なく切り捨てる。
怪物とは、言うまでもなくこの社会そのものなのですよね。
けど、光の中駆け抜けるふたりの姿ははたしてどうだろう。
切り捨てられることなく、宇宙の風に乗せるだけの大きな力が、そこにはあると思うのです。
あ、でもこの作品における宇宙は生まれ変わり(自己否定)の象徴だからだめだ。ロビンソンなし。←スピッツにあやまれ。
あとごめんなさい。俺やっぱりLGBTQは苦手なのでこのスコアです。←切り捨てられてしまえ。
湊や星川くんのクラスメイトの中のひと、飯田晴音? 一瞬山田杏奈に観えてアガった。