安藤サクラが出演しているだけで、何かが起きる、と期待値が上がる。
自然体の声、所作など役柄に合わせて凄い俳優の一人です。
安藤サクラ演ずる麦野早織
早くして夫を亡くし息子湊を育てる。
湊の変わった行動に翻弄されていく。
瑛大演ずる保利先生。
コラテラルダメージ。
誰もがモンスター、怪物。
このような映画観たらますます教師になる人は減るでしょう。
理不尽極まりない。
麦野早織、湊目線の前半と保利先生目線の後半。
切り取り方で真逆の捉え方になってしまう。
各々の未回収部分。
点と点が繋がり穿つたところ、見誤ったところの事実確認。
羅生門と同じ。
昭和だったら、子供どうしの秘め事で済んでいた事を情報過多、被害妄想、モンスターペアレンツなどかつて生息していなかった怪物が居た為におかしくなってしまっただけ。
小学生でも世間体。
自由に出来ない湊と依里。
親の都合と子供の事情。
伏見校長がトローンボーンの扱い方を湊に教える。
実に実に深い教育に見える。
廃車両を秘密基地にした湊と依里。
2人を変わり者、怪物として見るようにした周囲の人間が怪物であった。
かーいーぶーつ だーれーだ。
坂本龍一さんのご冥福をお祈り致します。
