このレビューはネタバレを含みます
大好きな作品なので記録に残しておく。
視点が変わると全く事実の見え方が変わっていくことが面白かった。事実はたった一つでも、それぞれにとってはその見たものがすべてたしかに真実なんだから面白い。人間の脆さがよくわかる。
好きなのは湊と依里の2人に友情と、友情を超えた愛が芽生えていくところ。
小さな身体にいっぱいの不安や重圧という怪物を溜め込むの、しんどすぎるよ〜。それでも好きの気持ちを静かに確かに大切にしていく姿、とても健気でぐっとくる。
2人が生きて仲良く気持ちを大切にしていけなくした世界を恨みつつ、2人がお互いを大切にしながらずっと笑えるのはそれでよかったのかもしれない。
こんなにも切なくも爽やかな気持ちになる映画他にない。