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ガールズ&パンツァー 最終章 第4話のslowのレビュー・感想・評価

4.4
【ハリウッドアクション映画に日本が唯一対抗できる圧巻のアクションシーンを見届けよ‼︎】
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戦車同士の熾烈な戦いを試合にした革新的面白アニメ『ガルパンシリーズ』の最終章第4弾!

前回の衝撃的な結末から幕を開けるので、おそらく皆さんの注目ポイントはスナイパーのヨウコでしょう。
ですが、彼女は今作のメインキャラではありません。
前回あんなにインパクトがあったのに彼女の脅威度は意外と薄く、試合終了後では彼女と話す場面すら与えられておらず、掘り下げる事もしなかったのは残念。

ただし!
継続高校戦の終盤が私的今作最大の見どころ。
ゲレンデを滑走しながらの戦車による敵味方入り乱れの撃ち合いが凄まじく、まるでトムクルーズのアクション映画を見てるかのような錯覚までさせられた。
奇抜なシチュエーションで行われる激しいアクションシーンはハリウッド映画によくあるアクションシーンそのもの。

カメラアングルもこだわりが強い。
戦車の主観映像だけでなく、ただ飲み物をすするシーンすらも主観映像で描いてウットリするほどのカッコよさ!

美少女アニメ作品にハリウッド並みの映像センスを発揮しなくてもいいのにとすら思うほど趣向を凝らしたカメラアングルが素晴らしかった。
かの岡田斗司夫先生も戦闘シーンを絶賛していたのも納得ができる。

今作の特徴としてよかったのが、サブキャラへの愛だ。
今まで存在すら気づかなかった子が主役の座について大活躍したり、継続高校や聖グロチームで今まで顔出しをしてなかった子が続々と出てきて画面が新キャラの大渋滞!(※しかし出番は一瞬)
さらにサプライズもあって、次回への期待がドカンと増した。

尺は相変わらず短かったものの、継続高校推しとしては満足。
確かにヨウコの活躍は控えめで物足りなかったが、ミカ達の奇抜な伝達方法や新たな装備(?)など期待してなかった“新要素”が面白かった。

『宇宙戦艦ヤマト』ばりにそれぞれのチームのテーマ曲をここぞという時に流すタイミングがほんとズルくて、長年公開を待たせただけあって、観客が求めるモノを心得ており、見終えた感想はいつも変わらない。

「趣向を凝らした試合がホントに面白い!
 ガルパンほんと最高っ!」
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