まず原作コミックが秀作で、ドラマではそこにフジドラマ得意のコメディ要素が加わってエンタメ性のある秀作ドラマだったので、あまりドラマ劇場版に引っ張られない僕も期待して鑑賞したが、そんなにハードルを上げたのに期待どおりの出来栄えだった。
個人的には犯人が予想どおりだった事が意外性という意味で唯一減点かもしれないが、そこに行き着く伏線回収がとにかく心地よい。心理的なことや比喩なども、ふんふんなるほど、と納得させられる。そして、それを語る整くんの口調は、カウンセラーでは?と思うほど心にスーッと入っていく。このドラマの魅力がもれなく詰め込まれている。
ミステリーと言うと、次々と殺されていくのがもはやお約束だが、今回は…。その点も僕的には良かった。