ちなこ

ミステリと言う勿れのちなこのネタバレレビュー・内容・結末

ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

原作読了済、ドラマ視聴済

劇場版のクオリティじゃないような気もした。スペシャルドラマ枠でも良かったんじゃないかな。惜しい。

邦画の悪いところかもだけど、有名な人はきっとキーパーソンに今後なるのね!と出てきた瞬間からわかってしまうのが、謎解き作品に向かないところ。
コロンボとか古畑任三郎系なら生きるんだけどね、、、。

骨肉の相続争い、当主から遺言と謎解き、開かずの蔵、、、ミステリ好きならワクワクするような展開であるはずにも関わらず、
長く開かれなかった筈の蔵は、空けた瞬間から、光に溢れて役者さんの顔を綺麗に映してくれる。
挙句の果てに蔵の2階に薄型テレビを持ち込んで上映会を開催。。。
身内に知られたくないからの場所選定を理解してもわざわざそこでなくても、、、照明ないのに通電してたのかなとか気になって、鬼の集の話のノイズになってしまった。

父親たち4人が事故死しても、全く怯えることなく人形を飾り続け、一人一人への想いを込めた依頼物を今日まで保管し、それでも本人たちが突き止めるまで待ち続ける、松嶋菜々子の重要イベントNPC感。肝が太すぎる。


そんな感じで、細かいことを気にし取りこぼさないようにすることがこの作品の醍醐味なのに、
視聴者側にはお目こぼしを期待する箇所が多いかなとおもった。

整くんさえ居たら細かいことは気にしない人なら楽しめるのかなと思うけど、
整くんはそんな風にカバンを乱暴に扱わないような気もするなぁ、、、とかキャラ売り作品としては一貫させないのも良くないかなと、、、。
私、常々気になってしまうのですが、、という作品でした。
ちなこ

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