このレビューはネタバレを含みます
おもしろかった!
冒頭からの街の様子や各エレメントたちの暮らしぶりを見ていくターンでは映像の綺麗さは勿論のこと、発想の凄さに驚くばかりだった。船からドバッと水撒いたと思ったらそれが水エレメントのお客さんたちの降り方だとか、どうやったらそんなこと思いつくんだろうか。
ウェイドの情けないようで確かな包容力があるところとか、エンバーの勝ち気なようでほんのり脆いところとか、キャラクターが可愛らしくて良かった。初めて手を触れてみようとするシーンはドキドキしました。
人種や移民の問題を元素に置き換えているのではと他のレビューなどを読んで知ったのだが、確かに言ってはいけないことを悪気なく言ってしまうだとか無意識の偏見差別が垣間見れるシーンは多かったように思える。
火が一番不平等を押し付けられているのかなと思ったのだが、お父さんがウェイドに無理矢理食べさせるシーンなんかはキツいものがありました。自分が虐げられることには怒るけれどそれをやり返すことになんの抵抗もない感じが滲み出てる。