このレビューはネタバレを含みます
現在と過去を行き来しながら進む作りにより、物悲しさが増していく。
紫禁城を追い出された後、じわじわと孤立していく様とそれに気付けないでいる所の描き方がすごい。
次の世代の新たな政治的な動きに対しては全くの無力であるのも、国というものの得体のしれなさを感じた。人が作って動かしているはずなのに。
終わり方も良かった。玉座に隠した容器を取り出してくるときの笑顔とか、不意に消える演出が儚くもあり、でも確かにそこに居た人なんだよなぁ。
エンドロールのテーマ曲。
儚げだけど奮い立つような力強くて綺麗な曲だ。