ディズニー系で、人外×人外みたいなラブストーリーってあんまりないよね？
■よかったところ
火や水での様々な表現が良い。
感情にあわせて火や水の形、色、動きが変わるけど、その表現の仕方が好きでした。
人種差別や貧富の差、親の夢を自分の夢と考えてしまうこと、アンコンシャス・バイアス、みんなどれかしらはわずかにでも感じたことあるんじゃないかなというテーマなので、すべての人にどこかしらで刺さる部分はあると思いました。
しかも、はっきり「それは差別だよ」「それはだめなんだよ」とは言わない部分。リアルだなぁと思いました。
言葉が流暢と言われたエンバーの返答とか。
ラストのシーンは、エンバーのパパへの愛と、パパからエンバーへの愛、パパの過去のことを考えると、涙が出ました。
■うーんなところ
科学的な描き方をしてるかと思えば、突然科学を無視して感情で描くのなんでなん？？？っていう気持ちになるところがありました。
ピクサーでは、トイ・ストーリーやモンスターズインクのような「子供の頃に考えたことがあること」の延長線の作品だったり、リメンバー・ミーのような現実世界のその先に繋がる世界を描いた作品みたいな、「想像できる範囲のその先」の作品が好きなんですけど……
マイエレメントやインサイド・ヘッドは、「へぇ、そんなこと考えつくのかぁ」になってしまって若干入り込みにくいかなぁ。これは完全に私の好みの話。
