ピクサー/ディズニーらしい、妥当なテーマチョイス。
やはり現代において、人種・差別・多様性のテーマは避けては通れない。
ニューヨークの移民をモチーフに、アップタウンとダウンタウンの軋轢、
人種の偏見や差別を、シリアスすぎないよいうに描いている。
都市の構造は19世紀後半の米国ニューヨークそのものであり、
開拓者たるイングランドの末裔、富裕層的な男子と、
後続のイタリア系、貧困層のヒロインの出会いはシェイクスピア的のようでもあり、ありきたりだけど、随所のユーモアや演出で魅せる。
普通に感動できる秀作なのだが…
ピクサーにはもっと冒険して欲しかったかな