BK477

トランスフォーマー/ビースト覚醒のBK477のレビュー・感想・評価

5.0
キューブ、杖、キー、ちっこいアイテムに皆が翻弄されるシリーズ7作目

人間側のキャラクターを最小限に絞ったことで物語がわかりやすくなっているものの、毎度毎度「凄いパワーを秘めたアイテム」を奪い合う展開のワンパターンはどうにかならないものか・・・

レビューではあまり評判が芳しくない主演の中島健人は、個人的には問題無し。オリラジ藤森も堂に入ったチャラ演技を手堅くこなしている印象。

それはさておき、本作の目玉はビーストウォーズの面々で、
当時ビーストウォーズを見ていた世代には、
特別な思いがある一本ではないだろうか?
本作に限っては、吹き替え一択。

さすがに真面目な作品だけあってアドリブは無いものの、
子安氏、高木氏はそれぞれ当時のキャラで、
タランスのチョーさんは、おとぼけ老人ロボット役、
テラザウラーの飛田展男はメインヴィラン、
ブラックウィドーの柚木涼香も女性ヴィランと、
なかなかいい感じの配役だ。

意外にも重要な役のエアラザー(エアレイザー)は残念ながら
岩永哲哉ではないものの、本田貴子がしっかり務める。

ビースト達のアクションは、ほぼクライマックスにしか無いものの、
特にコンボイ(ゴリラ)の変身シーンは感涙ものの出来。

あの当時、テレビを見ながら一緒に変形させたコンボイのおもちゃの変身の仕方、あの意匠がしっかり再現されていて、腰をクルッと回すあの動き!テレビにはついぞ出てこなかったあの双剣も!

当時、ビーストウォーズを見ていた人達は思い出補正で満足できると思う。ストーリーは忘れた。
スコアの評価は、思い出補正で+2.0(ほんとは3.0)

余談:
もう二十年以上前だけど、あの当時、何十回、いや何百回も変身させたビーストウォーズのおもちゃは、いまでも目隠しした状態で変身させる自身がある!!メガトロンの尻尾の所とか、コンボイの背中のレバーとか、ちょっとクセある部分もあったあった。いやはや懐かしい。
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