ペジオ

ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマスのペジオのレビュー・感想・評価

4.6
「SING」or「ズートピア」補完作品

こ れ は ヒ ド イ

「かわいいマペット風の人形を使ってエログロをやる」というコンセプトから1mmもはみ出す事はしない
その代わりおそらくはその「悪ふざけ」に近いコンセプトを一切の容赦なく「やりきっている」
映るものは欲にまみれた「人間性」のカリカチュア、ゲロやクソや精液等々、「キモチワルイ」ものばかりだが、そのスピリッツがとても…とても「気持ちいい」
『SING』や『ズートピア』で「あえて」描かれなかった「舞台裏」がここにはある(「動物農場」の後継作品なのかもしれない。)

「下品」であることに異存は全く無いのだが、やたらテンポが良い部分からピーター・ジャクソンの監督としての力量はひしひしと感じる
割りときちんとした勧善懲悪も娯楽映画の作法を踏まえた仕様で溜飲が下がる
楽曲のクオリティの高さ(及び歌詞の酷さ)含めて「サウスパーク」への影響は大きいのだろうか?

人の良い…いや、「虫の良い(アレ?)」芋虫のとっつぁんが癒し(超カワイイ)
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