主演の男優さん、ハワイ行く機内のシーンからすでに日焼け。みなさん前乗りで遊んでるの隠す気ゼロの林功クルー。空港出たらいきなり鼻血の瀕死おじさんが花嫁の加山麗子さんにダイイングメッセージ。謎の男はガッツ石松、怪しい刑事はフランキー堺、現地の女子大生は竹田かほり。銃撃戦やヘリコプターや観光案内含めていろいろやってるんだけど、濡れ場は雑だしいつもの林功監督クオリティでせっかくの水野尾カメラも見せどころがない。ないよないけど林功作品としては存分に楽しめる。ポワポワポワ〜みたいないつものサウンドに加えてガーン！ジャーン！みたいなサスペンスサウンドも。ガッツが惚れているキャンディさんがいちばん活躍してたし、もうひとりの金髪の女優さんの雰囲気がまた良い。ギャングスタで木島一郎さんも。助っ人をかってでる竹田かほりが構える拳銃、手元がぐらっぐらだけど可愛い。「ジャッカルの日」がどーのって言ってたけど、あの外人さんが屋上でライフル構えてたのそこのオマージュ？なんだかよくわからないけれども、ガッツが死ぬ間際キャンディさんが「彼には夢があって…」ってなになに？ボクシングジムを作るのが夢だった…ガクッ（死）そーいえば一瞬だけシャドーボクシングするシーンあったな。つかガッツのキャラに頼りすぎだけど、まあいいか。面白い面白くないとかじゃなくてみにいけてよかった。土曜日のシネロマンかなり沸いてました。加山さん夫妻の赤いチェックのスーツケースは「桃尻娘」で竹田かほりが担いでたのとおんなしやつ。

さっきまでカナダで寿司職人だったガッツがハワイで日の丸&星条旗。フランキーとハワイの関係性もそろそろ細かく教えて欲しい。不条理巻き込まれサスペンスだった展開も単純に撮れば撮るほど難解になる功ワールドにロマンの回遊魚たちの足も止まる。ホノルル警察五條さん、シンガー志望の日系3世結城マミさんのつまびき演歌。キャンディ素敵だし竹田かほりのサマールック見てるだけで元気出る🌴🌈ハワイ楽しそう〜

フランキー堺、ガッツ石松の出演、脚本は中岡京平。しかし林功の凡庸さは変わらず。役者の魅力に依存している。
塚本・野里テアトルリボンにて。