どう評価して良いか非常に難しい作品だった。これは立場によって本当に受け取り方が変わる作品だなと。
家族の上手くいかない感じや、無意識の差別、宗教などなど、考えなきゃならんことのオンパレード。
お母さんが宗教にハマったことは、苦しくてどうしようもない自分を助けるためだと思えば一概には責められないし、お父さんの本心は何だったのか分からなくて責められないし…。なんだか、みんな何かしら抱えてるよなって気分にさせられた。
私は嫌いだけど息子の彼女だって当事者2人からしたらお母さんは厄介なんだろうしな…。
なんかもう色々吹っ切れての最後かしら。分かる日が来るのはもっと先だろうし、でも分からないでいられた方が幸せなんだろうな。
最後に、この作品をすんなり受け入れられて冷静に評価できる男性ってすごいなーと思うような作品。(ここで男性とか括るのは時代錯誤なんでしょうが)
そして、東日本大地震が与えた心の影響っていうのは南の地方に住む者とは全然違うんだと思った。