単純にこういった、静かで美しい作品が好きなので漏れなく好きなわけですが、想像を超えるほど静かだった。
コンディションを整えてこなかった自分が悪いんだけど（いや、私の地域ではかなり限定的な上映だからその辺が難しくもある…）、意識を失うタイミングが多々発生。重要な部分を見逃したのか見逃していないのか…。
ただ静かなだけではなく、どこか不思議で明言されない部分がある点で個人的にはブンミおじさんを思い出した。
作品が静かで淡々としているのとは裏腹に頭の中が「？これは？なんだなんだ？？」と忙しなく動いているのに、ちょっと寝るという面白い状況。
夜、窓に残る雨に映る光、なんとも美しい景色で堪能したけども、最後のシーンも素敵だった。監督の感性であの雰囲気の作品も撮ってみて欲しいなという感じ。
『Here』もぜひ観たい。タイミングあるかな。
派手なことばかりが良いわけではないし、多くを語らない人やモノだって世の中には溢れている。みんなの目に止まらなくたって美しい行いがある。
そんなことを思いながら、こんな場でレビューをしている私の矛盾性。
