ユカリーヌ

最後まで行くのユカリーヌのレビュー・感想・評価

最後まで行く(2023年製作の映画)
4.0
負の連鎖が次々と起こり、
ハラハラのノンストップ。

藤井道人監督は、役者の見たことない一面を見せるのが、得意で、 今回も役者たちが最高だった。

切羽詰まったら何でもやっちゃう慌てっぷりがおもしろい岡田准一、綾野剛のヤバさも全開だった。

まずAの視点から描かれ、
時を少し戻してBの視点から
見ると真実が見えてくるという
綿密なシナリオが
無駄なく、効いた巧みな構成。

ラスト近く、切なく終わるのかと思いきや、「うわ~っ」と
心の中で叫ぶほどの畳み掛けには笑ってしまった。
最後まで気を抜けない。

オリジナルの韓国版とは
ラストが異なるそうなので、
韓国版も観てみようかな。


パンフ。
表は岡田准一、
裏が綾野剛。

「キネマ旬報」6月号は
「最後まで行く」特集。
藤井道人監督は、初のリメイク作について語り、脚本家の平田研也も韓国版との違いや監督との共同作業について語っている。
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