ファニーゲームばりに観ていられないシーンがあって、どうしたらいいかわかんなかったけど、一周回って深い映画だとも感じたり...
主人公の女性とパートナーの関係性は、異様なほど自己顕示欲がぶつかりあい、とても健全には見えない。彼女らを取り巻く周辺世界も自己顕示にとらわれている地獄のような世界
彼女自体、SNSで簡単に自己顕示欲を満たせるようになった現代社会、その強迫観念にとらわれた人々のことを風刺している概念なのかもしれない
映像自体は北欧映画らしく生々しい描写や生活感のある会話シーンなどもあり、上映時間もちょうど良くて、普通に楽しむことができた。サウンドトラックも妙に良いし
これを観る観客自体を風刺している皮肉っぽさが、同じ北欧のリューベン・オストルンド的だったなー
