承認欲求モンスターみたいな触れ込みだったから徹底的にバズりたい系の話かと思ってたら究極的な可哀想病でミュンヒハウゼン症候群の話だった。
万人からの注目を利用して、身近な人からの心配と労いを求め続けてエスカレートしていくという…。
主人公以外の登場人物も(女友達とかはまともっぽい人もいたけど)、人格に問題がありそうな人が多くて誰にも共感出来ないままあまり楽しめなかった。
滑稽だろ?って感じのシーンもあるんだけど笑えるほどではなかったし、淡々と進んでいくからただただドン引きしてたら終わった。
両親が離婚してて父親が見舞いに来なかったり、母親が過去リハビリ施設に入ってたり、主人公が人格障害になったバックボーンもすこし垣間見える。
そもそもあのクソみたいな彼氏と別れようとは思わなかったのか?
悲劇的な演出で別れたら友達から心配してもらえそうだけど。
自己憐憫の人は自分に興味が向かないからこそ燃えてしまうものなの?