このレビューはネタバレを含みます
山田尚子監督だから期待してて、でも中盤くらいまではたしてこれ盛り上がるのって思って、ライブシーンでぶち上がりでした〜
主人公の3人もそうだし、周りの学生、大人たちもどことなく窮屈な感じが絵で表現されている。特に、キリスト教(カトリックだろうか)には、そういう性質があるのかなと思う。
そこで3人が全員ライブシーンで内なるロックをさらけだし、それにつられて自己解放していく様が素晴らしかったし、音楽映画としても青春映画としても良かった。
3曲それぞれ、自分の気持ちをさらけだしてロックになってる。
トツコの最後のバレエはいちばん晴れやかな顔をしていたし、自分の居場所が分かることによって色が分かる、最高のシーン。
トツコは色覚障害なのだろうか。
トツコの世界を表現するためには、おそらく実写ではできなかっただろう。アニメだからこそ表現できるものをアニメでやることにすごく意義があると思うし、見れてよかった。