ラーチャえだまめ

コカイン・ベアのラーチャえだまめのレビュー・感想・評価

コカイン・ベア(2023年製作の映画)
3.5
『ある日、森の中、ラリックマに出会った……』



どーもどーも上映中に後ろから熊の鳴き声かと思ったら熊みたいなオヤジのイビキ声でしたラーチャえだまめです。……そんなわけで今日は“クマ映画”を拝見させて頂いたのですが、それが“ただのクマ”じゃなかったんですねー


【コカイン・ベア】!!!なんだよ大喜利みたいなタイトルはよおおおー!!B級アニマパニックかと思いきや、そこに某ラーメン店にも入れているとかいないとか常時“ハッピータイム”にさせる謎のキラキラした「白い粉」をスタコラサッサッサ〜と振り掛けちゃえ〜!!!というキメキメなノリでやっている、くまモンならぬ「やくモン」が行く先々で出会うノンパーフェクトヒューマン達を血祭りにあげていくぶ、ブラックコメディ……??


ただ監督の名を聞いてちょっと驚いたのが「チャーリーズ・エンジェル」をリブートした俳優でもあるエリザベス・バンクス??確かに「パワーレンジャー」で全身緑タイツで月の裏にバイバイキーンされるくらいにはユーモアのあるお方かもしれない、気になって拝見させて頂いたのですが……


上空で麻薬密売人がハイテンションからご臨終した結果、意図せぬ100エイカーの森へ大量のコカインが降り注ぎそれを偶然野生のクマが口にしてしまう……ウソみたいな世界線が実は「実話」だったことに驚きを隠せない。いや実話と言ってもコカインをクマが食べた〜の件までで、実際はその後過剰摂取でクマは死んでしまったんだと(なお現在は剥製にされ展示されている模様)


ドタバタパニックコメディ……をウリにしているものの、全体的にダラダラ調でテンポがちょっと悪い。終盤に向かう途中でも無駄なやり取りが続きなかなか切れない金魚のフンの如くダラダラと……それを“コメディ”映画だとなんていうんですかね?これが属に言う「シラケる」…??あとなんとなく想像してはいましたが「結構グロい」。突然命を落とす者とそうではない者の分別があまりないので、とあるシーンで後ろから大真面目な「ひえッ…」という悲鳴が聞こえてきたり。笑う人を選ぶ作品といいますか、まさにブラックジョーク炸裂と言った感じですね。



↓ブログにもあげました↓
https://www.edamame-movie.com
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