100点満点ならば100000000 点の映画です。
開始5分で「Wikipediaより引用」と明記された字幕が出てきました。
その瞬間に「ははーん、これはバカ映画だな?」とハッキリ判りましたし、名作B級映画であることも確信しました。
本作は一貫して家族愛をテーマに描かれています。
家族と一口に言っても、様々な形があります。様々な事情で一緒に居られなかったり、親と子で上手く関係性が築けないこともあるでしょう。
もっと広義の意味ではコカインを密輸しようとしたマフィアだって文字通りファミリーです。
色んな家族があって、色々な愛し方がある。大切なのはBestではなくBetterを積み重ねること。その事を教えてくれました。
唯一問題があるとすれば、その家族愛を描くのに「コカインでキマッた殺人熊」を用いたことでしょうか?もう最高です。
特に熊の表情が良いです。
仮に「この中でキマッてる熊はどれでしょうか?」とクイズを出題されても即答できる顔をしています。野生には無い眼光をしている。
あとはポンポン死ぬキャラの散り様も大注目です。監督は人間の頭をシャンパンコルクだと思っているのか、景気よくぶっ飛びます。ホストやキャバ嬢がシャンパンに喜ぶ理由が判りました。飛べば飛ぶほど楽しいです。
流行れ!という気持ちと、こんなのが流行ったら世も末ぞ?という気持ちでグチャグチャになります。
取り敢えず観てガンギマってください。