このレビューはネタバレを含みます
そのまんまだ。
大量のコカインが入ったバッグを空から落とし、逃走を企てた輩は、馬鹿げた理由で失敗し、輸送機から墜落し死亡する。その際に散らばったコカインを巡るいくつかの物語がこの話だ。
物語の中心は、コカインを取り戻そうとするマフィアにある。そして、そのマフィアを追う警察官。
だが、その物語は、コカインが落ちていった先が森の中で、森には通常臆病で人を襲うことの少ないクマが関わってくることで大きく変わっていく。
ある親子は母子家庭で、母親は看護師。娘は母親が新しい彼氏ができたことに反抗し、学校をサボって友達と一緒に「秘密の滝」に向かうこととなる。
森でレンジャーをする女は新しく出来た森の動物愛好家を待っていると、町で悪さを繰り返す男と出会う。
そしてクマはコカイン中毒になっており、コカインの匂いを追って人間を襲い続ける。
さて、最終的に救急隊員やマフィアを追っていた警察官を含むほとんどの人物はクマに殺られる。引き裂かれ、噛みつかれ、足をもぎ取られたり、首を引き千切られたり、散々だ。
最後は、親子とその友人の子供は生き残る。
また、マフィアの一部も生きて帰ることが出来る。それら数名を除きことごとく殺られてしまうのだ。
恐ろしき、コカインベア。