利己性から利他性へ
ヒッチハイクのドライバー達が利己性から利他性へとグラデーションになっている。
(パンを与える代わりに自分の話を聞かせる黒沢あすかから、おにぎりと靴とスパッツと次のドライバー手配と握手を無償でほどこす風吹ジュンへ)
利己性に打ちのめされた上京生活が青森へと近づくごとに氷解していく。
竹原ピストルの津軽弁上手すぎる。青森出身の僕から見ても違和感無い。
あとセックスが下手で女性を物化する男が映画に良いアクセントを与えている。
(なぜ下手かは、女性が頭を打ち続けても気にしないことから一目瞭然)
あのクズの出現は、主人公も同程度まで落ちていることを示している。