小田基義監督「おトラさんのお化け騒動」（@国立映画アーカイブ）を観て。～自由軒的日乗～

小櫻京子さんの娘さん（引田有美）から連絡を頂く。
映画の輝かしい歴史を築き逝去された映画人の業績を回顧・顕彰しての上映企画「逝ける映画人を偲んで 2023-2024」に小櫻さんが選ばれたそうだ。
「おトラさんシリーズ」は全く観てなかったので、京橋まで出向く。あ、東映の近所か。

いやあ、小櫻さん、お若い２６才かあ。可愛いねえ。引田天功が惚れたのも分かるねえ。
金語楼を観るのなんて、久しぶりだ。
あ、柳沢真一！…今は老人ホームに入ってるンだっけ。
おおっ、平凡太郎先生！通夜と葬式行ったなあ。浅草のお寺だっけ？葬儀委員長は大村崑さん。
あら、若水ヤエ子！この作品からか、珍妙な東北弁で売れたのは。惜しい早死にでした。
まあ、左卜全！この人、なにやらしても左卜全だな。まあそれが良いンだろうけど。
脱線トリオ！由利さん、良いねえ。新宿コマの楽屋で小遣いもらったなあ。

喜劇人オールスターズ映画！という感じ。
いくら喜劇だとしても荒唐無稽な展開。１年に５本も撮ってたらしょうがないか。
1958年の作品。映画最盛期じゃないか。

ま、小櫻さんを観れただけでも儲けもんです。

タイトルからホラーコメディか？と思っていたら、ホラー的な要素は極一部でおトラさんを巡るコメディだった。

映画ポスターの幽霊の手の部分が破けていて、そのせいで本物の幽霊に見えるというのは、一見古典的だがよく考えられているなと思った。

由利徹、南利明、八波むと志の脱線トリオ
が見れる