このレビューはネタバレを含みます
ポンジュノ作品に登場するキャラクターは戯画的であると同時に人間が持つ生々しい本性を直視させる
「トランプ主義」に対するアンチテーゼ?
人類の発展や進歩、幸福の裏には常に虐げられてきたMickyやcreeperがいる
理念上は人間の命や魂をかけがえのないものとしながらも、Expendableな階層が存在するという世界の矛盾や欺瞞をわかりやすく図示している
オクジャと同様、翻訳がカギとなっている
ポンジュノは分断に対抗するための武器として翻訳を捉えているようだ
舞台がほとんど船内と雪原に制限されており、物語上の展開もそこまで多くなかったことから盛り上がりに欠けた印象…
(閉塞的な世界を表現することが目的だったのであればその試みは成功したと言えるが。)
アバター+ナウシカ+スノーピアサー
+ファイトクラブ ?
ポンジュノ作品のクリーチャーはどこか愛らしく、見てると愛着が湧いてくるデザインだ