息子

君たちはどう生きるかの息子のネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
1.7

このレビューはネタバレを含みます

スタジオジブリならではの綺麗な作画が良かった。屋敷のお手伝いのおばあさんや青鷺といったキャラたちも魅力的。インコ大王も(ラスト以外は)格が高くて好きだった。前段にあたる現代パートも「これから何が起きるんだろう」とワクワクさせられた。
だからこそ、せっかくの本筋である冒険パートが全体的に「え?」の連続でついていくのが難しかったのは残念。とても残念。よくわからん設定がポンと出てきてふわふわしたまま進むんで悪い意味で夢を見ているような気分になる。特に大叔父と石と世界がどうのこうのの下りは何? 私が知らないだけで『これを知ってると分かりやすい』みたいな事前知識があるのか? 
あと『未熟な少年が幼い頃の母親(故人)と共に新しくできたばかりのまだ関係がうまくいっていない母親を取り戻しにいく』っていうストーリーラインなのに主人公の成長も、母親との関係の改善も特に触れられずにふわっと山場が来てふわっと終わったからなんだかな〜って感じ。幼い頃の母親との絡みも主人公との関係性の重要さの割には薄い気がするし、最後の別れのシーンはもっとこちらの感情に訴えかけてくれる感じにしてほしかった。
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