息子

チェイサーの息子のレビュー・感想・評価

チェイサー(2008年製作の映画)
3.3
走る殴る走る殴るな怒涛のクライムサスペンス。暴力シーンは見ていて目を覆いたくなるほど痛ましい。カメラワークのおかげで主人公の拳や蹴りの重みがめちゃくちゃ伝わってきた。かといって暴力一辺倒なわけではなく、たとえば最初は金のことしか頭になかった主人公がシンママ親子のことを思った行動に走るようになるところなど、人の感情の変遷も丁寧に描いていたのが良かった。猟奇殺人鬼の見ていて不安になる、一瞬後に何をしでかすか分からない不気味な言動も好き。警察がしょっちゅうやらかしてる印象があり、それが犯人側にとってのご都合主義に感じられて残念。
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