このレビューはネタバレを含みます
…。
宮崎駿で育ってきて宮崎駿の新作が生で見れるっていうだけで
胸がいっぱいで、泣きながら帰った。
あのポスターのラフな絵、
映画もポニョくらいラフな中身かもと思ってたけど。
アニメーションの一枚一枚を見ていたくて、
見終わるのがもったいなくて、ずっと感極まって泣いてた。
ベッドに沈む体、着物姿で重いものを持つときの歩幅、
説明臭くない会話、普通のものが少しずつ異様なものに変化する見せ方、
動きの緩急、
多様性とかじゃなくて、ちゃんと老若男女が出てきて社会が感じられること、
突然のへんな神様たち、ぼんやりしてそうな世界観…
どれをとってもツボ……。
ところどころ過去の映画と似たようなシーンがあったのは
宮崎駿の指示なのか、他のスタッフがオマージュ的に取り入れたアイディアなのか。
エンドロールで有名なスタッフさんが加わってるのを見るだけでまた泣いてた。
米林さんとか。
いや菅田将暉だれ?鳥?わからんかった。
「このあとまだまだ歩くんだからいっぱい食べな」
ありきたりなセリフなのにずしんときて泣いた。
千尋のおにぎりのシーンでも泣かなかったのに…。
千と千尋の男の子バージョンといったところか。