mogi

アリスとテレスのまぼろし工場のmogiのネタバレレビュー・内容・結末

2.5

このレビューはネタバレを含みます

合わなかったかな。
青春モノと見せかけて限定的な人にしか受けないと思うこの作品に
広い世代に愛される中島みゆきをよく起用できたなと思う。
MAPPA儲かってそうだもんな。

アニメーションは不要に動きすぎと感じた。
背景の描き込みはすごくて、新海誠にようにキレキレイしてないのは好感をもてた。

女性が脚本・監督しているから許容されているような設定が多いように感じた。
少女を何年も教育せず軟禁(強姦未遂?を匂わせる描写も)していることに対して深刻さの表現が欠けていたこと、
少女の下の世話をあえてアップにして描写したこと、
女性と性欲を安易に結びつける描写が多すぎること、
夫婦同姓を強調しているように感じたこと、などはちょっと受け入れられなかった。
特定の人の性癖に付き合わされている感じは、新海誠と通じるものがあった。
男性受けを配慮してこうなってしまったのか、監督自身の思想なのかは気になるところ。

頭のおかしい佐上VS思考回路ゼロのまともな市民っていうのも人間描写の浅さを感じてしまうし、
園部から告白されて衝撃受けてたわりに「人が告白してるの初めて見た」とはしゃぐ主人公には苛立った。(主人公が言ったわけではない?)

セカイ系といったらそれまでなのか?
宣伝を少なくしたのは正解だったのかもしれない。
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