上映することを昨日知って、時間ができたので鑑賞した。何も知らない状態で鑑賞して、何もわからない状態で終わった。はっきり言って駄作。ジブリということで何もわからなくても面白いだろうと期待していたが、退屈だった。
映像と音楽と声優さんは良かったが、ストーリーがつまらなさすぎる。どこかで見たけど監督もよくわかってないらしいね。ナウシカとラピュタともののけ姫と千と千尋とハウルとポニョ風立ちぬの良いとこだけ取ろうとして失敗した感じ。どのシーンも既視感満載なうえにストーリーも理解に苦しむからそりゃ駄作だよなぁと。
逆に何でこんなに退屈なのか考えてみた。登場人物への感情移入ができない。なぜできないか、彼らには目的がないから。もののけ姫で言えば、アシタカは呪いの解き方を見つけたい、エボシは森を平和にしたい、サンはエボシを殺したい、モロはサンを守りたい、それぞれのキャラに目的があって魅力的なキャラクターとなっていた。今回はどうか、ほとんどのキャラが何をしたいのかわからない。目的が明確でないから行動も意味不明。なぜ喧嘩をふっかけた？なぜ偽装した？なぜ嘘をついた？結局あそこで何をしたかった？それは本当に君がしたかったことなのか？全てが理解できない。
強いて言えば、それくらいの年頃の青年の心情を表現したかったのかな。でもできてないと思うね。
ジブリ映画を映画館で観たのは千と千尋とコロナ禍中にやってたもののけ姫以来だったけど、がっかりだなぁ。一度は見る価値あるかも。けど子供には見せられないね。
それと、タイトル回収はできた？庭の青鷺とかの方が良かったのでは？
