KokiM

変な家のKokiMのレビュー・感想・評価

変な家(2024年製作の映画)
3.5
話題になっていたので鑑賞してみた。原作は漫画3巻まで読んで小説の方は未読状態。話題になっているだけあって面白かった。原作読んでるほど評価低いという話を聞いていたが納得。原作はミステリー寄りだけどこちらはホラー寄り。個人的には好みのホラーでした。

佐藤二郎さん演じる栗原がやけに変人な役なんだけど、後半に行くにつれて良い塩梅のキャラとわかった。あの人は必要だ。

所々ツッコミどころはあった。タレコミのために女性が一人で男の家に乗り込むところとか。危機感なさすぎる。そういったところがあったけども目をつぶれるほど面白さはあった。ホラー要素は特に良かった。最近のJホラースリラーはネタに走りがちなんだけども、この作品は割と真面目にホラーと向き合ってるようで良い怖さを感じた。

ただし、チェンソーお前はダメだ。噂でチェンソー出てくることは知ってたけど、チェンソーだけは本当にいらんかった。あそこだけ最近のJホラーだったね。事故物件の冷蔵庫並に笑いが込み上げてきた。

とはいえ、元ネタの変な家をうまく映画化できてるとは思う。原作通りではない気もするが、原作リスペクトは感じて楽しむことができた。
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