『ワタシも老いた 跡を継ぐ者を探している 』
・
異世界に彷徨いこんだ少年が成長し帰還する火の玉ストレートな児童文学だが、ザ・ジブリ且つ最高水準のアニメーションで天才パヤオの波動ではなく電波を浴びながら、晩節に募る母への想いに死生観やセルフオマージュに映画人生のカーテンコールもエンドロールもブチ込まんでくる。
満員の客席に舞う混沌と感嘆と戸惑いよ!
世界はモサモサのおっさんが作っていたのだw
いよいよ次の世代に未来を託そうとしてるのね..キミは選択が出来るし、争いのない世界もお前の手で創れるよと..。
それでいてあらゆる人に糞尿をめちゃくちゃ付けまくるんだから相変わらず捻くれた天才よねw
分かり易く強い物語で推進していく作品ではなく、創造主の思想、空想、妄想、ヴィジョン、ヴィジュアル、ディテール、デフォルメを継ぎ接ぎながらフラッシュさせていく作品であったが、その生み出されてきた源泉にどれほど数多のクリエイターが影響を受けてきているかと涙しそうになった。
"おわり" って出なかったね!
カケラを持って帰っても、『だんだん忘れるんだ あばよトモダチ』とアナタは言うが、子供の頃から観て生きてきてるんだよ、、忘れるはずがないのよ!
(米津玄師、歌詞すんごいな。どうしてそこまで深く深く降り立つことが出来るのよ、、)
監督、ありがとう大好きだよ!!