『金曜日が待ち遠しかった 虚像が哀れな自分を忘れさせてくれるから 』
・
留置所に向かった精神科医の前にいたのは車椅子の女装中年男性。現在に至るまでのその壮絶な半生を語り始める..。酷烈な家庭環境と虐待から神の愛を疑い、清濁はあれどなんとか自らの足で立ち上がろうとした者の人間讃歌じゃん！エンディングもそう魅せるよね！私は神を愛しているが神は私を愛していないのではないかと生きた人生の最後にそれでも十字架にその身体を重ねる。途中まで傑作レベルで爆走しワンワン大怪盗あたりから失速しちゃったけどめちゃ面白いやんっ！好き！！
たしかに「ジョーカー」×「ザ・ホエール」な側面もあるけど、えー、リュック・ベッソン監督の近年の作品では1番好きかも。動かぬ脚を抱え初恋を原動力にシェークスピアに傾向し、社会に疎外されながらも直向きに仕事を探すも昼職は得られずドラァグクイーンへと化身するケイレブの刹那の人生の中に見せる憂いの表情など演技も仕草も佇まいもグッと惹き込むモノもあり良かったー
アメコミダークヒーロー調を装いながらもベッソン節を溢れさせている。バキバキに絵になるショットがありたまらん。棲家を殺人集団に襲撃されたがイッヌはみんな無事で良き
(反撃で襲って噛みまくってたみたいだけど..)
