このレビューはネタバレを含みます
宮崎駿のカオスを見せてもらった感じ。
いろんな世界の扉があって、ほんとうはいろんな世界を行き来できる。その力をだんだんと忘れていく。という心を隠し持っていたいと思った。
印象的なのは魚を捌く場面とお産の場面と積み石を継ぐか否かの場面。
「この世界のやつらは殆どが死んでいて、殺生をすることができない」
「お産に立ち入ったことを怒っている」
生死を見ないまま消費していることや、生命をコントロールしようとしてることを言われた様な気がした。
ペリカンが人間の素を食い散らかして、それをヒミ様が退治して、真人がペリカンの死体を土に埋めた。現実って感じがした。
インコの世界を継ぐこと?(平和の世界を自ら築くこと)を断り、罪を明かし、戦争のある悲惨な世界に戻って行った。全てを肯定して不条理を愛し、酷い世界を自ら選び、強く生きる。って感じがした。
とか言ってるけど、見終えた瞬間に劇中で考えてたことを殆ど忘れてしまったので、結構後付け。考えるな感じろ!だった。
早起きして観に行ってよかった。
本当におもしろかった〜