このレビューはネタバレを含みます
こんな情報社会で前情報もなく、公開初日に宮﨑駿の映画を見れただけで価値があります!
冒頭の火事のシーンは鳥肌が立ちました。
まるで実写のよう。
眞人が亡くなった母を思い出して眠りながら泣くシーンは私も一緒に涙を流しました。これがまあなんと言っても眞人の横顔が美しいのです…
また、地下の世界で火の母と再会し、眞人と母になった妹を繋げるところでも泣いちゃいました。戦時中は母が亡くなったらその姉妹と再婚することが多かったようですね。子供からしたら実の母を失って叔母と家族になるのは辛い出来事ですが、色んな経験を通して眞人が再婚の妹をお母さんと呼ぶシーンは大きな成長を感じ、とても感動しました。
アオサギもいい奴で去るときもカッコ良すぎて、眞人は多分この時の出来事を覚えてはないのだろうけれど、おなかのどこかにはこの出来事が残っていて新しい家族で色んな出会いや経験を積んで東京に戻って立派な人になるのだろうなという終わりでした。
メタファー?が多く、全てを理解するのはとても難しい映画でしたが、何度も見直したいです。