このレビューはネタバレを含みます
公開初週の土曜日にMOVIX川口で鑑賞
最初に感想から書くと
これはダメでしょ・・
これはひどい。
「よくわからん」が感想ですねぇ。
「クソでした」という感想すらもネタバレになりそうなのでネタバレモードで書きます。
この感じはあれだ。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」をみたときの感じと似ています。
意味深なダークファンタジーの絵をそれっぽく見せて。
意味深なにおわせぶりなセリフを作中キャラに言わせて。
それを2時間くらい転調を効かせた展開にして「それっぽく」「意味深っぽく」見せただけの映画だなぁ、という。
中身ないでしょこれ。
「いやこれはすごい映画なんだ!!さすがは宮崎駿」とかいうひともいるとしたら、信者なだけなんじゃないすか。
シン・エヴァンゲリオンの感想もそんなのばっかりだったように記憶してます。
「エヴァをきちんと終わらせたからいい!」っていう。
どこがどうきちんと終わってるのかさっぱりわからない。そんな気分にさせられてるだけじゃないの?っていう。
宮崎駿、スタジオジブリといえば巨匠じゃないですか。
加えて、今回は敢えてなんでしょうが、まったく事前情報を出さないという広告戦略。
タイトルも知ってるひとにとってみたら意味深ですしね。
「君たちはどう生きるか」は知ってるひとは知ってるとおもいます。
検索すれば「1937年の吉野源三郎の小説」と出ます。有名な本です。
私も高校生のときに、当時通っていた学習塾の現代文の先生から強くすすめられたことがある本です。
いいから読めと。結局読んでないのでどんな小説なのかはわからないんですが
青少年が読むと「良い本」だというのはなんとなく世の中の評価で感じ取ってはいました。
ちょっと前に漫画化されて話題にもなりましたね。読んでませんが。
なので今回の「映画化」でどういう話なのかがわかるのかなぁとも思ってたんですが・・
たぶん全然違いますよねコレ。
そうですね。この映画をみる価値があるとしたらこれしかない。
なんか宮崎駿が集大成でつくった映画らしいぞ!
秘密のヴェールにつつまれてるぞ!
ネタバレされるまえにこれはみないと気が済まない!!
あーどんな映画か気になる!
→見たので気が済んだ
この欲を満たすことができた!という意味でだけはみた価値があったかなとおもいます。
まぁあとは、いろいろとこれまでのジブリ映画のオマージュ的なシーンは数多く描かれていたので。
あーこれはあれのあのときのあれだ!!
っていうのを見つけるのは楽しいかも知れないですかね。
たぶん作った側も「届く人にだけ届けばいい。あとは知らん。嫌なら見るな」って態度でつくってるんだろうなぁ。
なんといっても巨匠ですからねぇ。
感想は以上です。
★は、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」に★3.2をつけてるので。
正直その意味では「それ以下」の駄作ですよねこれっていうことで★2.8くらいにしておきます。