このレビューはネタバレを含みます
ジブリ史上、1番「気持ち悪る!!」となりましたwwww(鳥やカエルなどです)
キーワードは「悪意」。悪意に満ちてる作品。
物語は、まだ頭の中を整理できていないのだけど、一言で言うなら「ステップファミリー」かなと。
以下、考察の詳細。
母の死を受け入れられてない主人公とは裏腹に、母とそっくりの母の妹と再婚する父、そして、既に妊娠中のその叔母というか継母との困惑する生活のスタートする。心を閉ざして、都会育ちのボンボンが故に学校でも馴染めず、孤独な少年が、不思議な世界へ迷いこんだ結果、母の死、友達の必要性や新しい母親と弟の存在を受け入れて現実世界に戻る。
・母からの本「君たちらどう生きるか」を読んだ途端、彼は人が変わったようだ。この本自体の内容は明かされてないので、実際に読んでみたくなる。(若き日の宮崎駿もこの本に感化されたらしい。タイトルにもなるほどだもの)
・異世界に入ってからは、初めは不信感しかなかったアオサギと友達になるというような、人間関係の構築だったり。
・優しいと思っていた、新しい母に「大っ嫌い」と本音をぶつけられるけど、「お母さん」と食い下がって強い絆を築きたり。
・脈々と受け継がれている血筋があって、引き継いで、自分も1つの積み木として、アンバランスな世界を支える柱となることもできるし、孤独に1人で生きていくこともできるけど、ぶち破って新しい世界を誰かと共に生きることもできる。
なんか、凝り固まった価値観をぶち壊して強く生きろと言われているような気がした。
・最後に手にしていた積み木は、まさに宮崎駿さんからのバトンにも思えたが、「今は強くそう思っているんだろうけど、この気持ちは次第に薄れていくんだよ。」とも言われているような気がした。
他にもたくさんのメッセージが詰め込まれている。
ストーリー展開は、え?どういうこと?どうなるの?と混乱ばかりだった。
キャラクターは、これまでのジブリが詰まっていて、懐かしさもありました。かわいいキャラだったり、気持ち悪いキャラだったり、強いキャラだったり。。。
もう、宮崎駿さんの作品はこれで最後なのかなと思うと寂しく思います。
全くの予備知識なしなので、すごく混乱しながら、ジブリの世界観を楽しめました。
そして、最後のエンドロールで声優さんに度肝を抜かれました!
特に、菅田将暉さん。。。。え、あのおじさん鳥なの?!!!うそでしょ?答え合わせした後でも、信じられません。
もう一度みたいです!(本「君たちはどう生きるか」を読まなきゃ!)
そして、岡田斗司夫さんの深掘り考察がみたいー