このレビューはネタバレを含みます
宮崎駿という人が、生きてきてくれて、作品を作り続けてくれて、ありがとうーと思った。
ずっと夢の中のようでストーリーとか示唆とか私には全然分からないけど、ワンシーンワンシーンのキャラクターの動き、台詞の言い回し、画面上に映るものたち、あらゆる細部に宮崎駿さんの意思を感じる。意味は分からないけれど、ひとりの人の感じてきたこと、考えてきたこと、その丸ごとを含んだ雨や風を全身に浴びてきたような、そんな感じが映画館を出るときにしました。
君たちはどう生きるか、と鑑賞後にタイトルを思い返すとき、空に昇っていくわらわらたちを思う。
歳をとった、たくさんのことを見てきた、時代の移り変わりを生きてきた監督が今作った物語がこれであることを、私はよかったと思いました。
（物心つくかつかないかの頃から、トトロからずーっとお世話になってる宮崎駿作品の主題歌が米津玄師なの、なんか感動しちゃった、同じ時代を生きてるんだなあと思って）
