はるみみ

枯れ葉のはるみみのネタバレレビュー・内容・結末

枯れ葉(2023年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

素朴な、というかめちゃくちゃベタな筋書きのラブストーリー(互いに一目惚れし、偶然にも再会し、もらった電話番号を失くし、なんとか再度再会し、喧嘩別れし、でもまた会いたいと自分を変え、心が通じたと思ったら事故で意識不明になる…ってもう、笑)なんだけど、感情についてはものすごくドライにクールに描かれるから、同じ話を邦画で観たらかなり疲れるだろうなという内容だけど落ち着いて観られた。
(登場人物が「ありがとう」を言う場面がものすごく少ないのが印象的だった、海外って、北欧って、そうなのか?それともシナリオの風味?)

多分筋書きはそんなに重要じゃないというか、なんならなんだってよくて、それに登場人物たちがどのような態度でどう行動するか、ってことなのかな、と思いました。
「愛を、信じる」は、確かにこの映画の芯だった。アンサはあんな感じだけどなんだかんだまったく疑わずに愛を信じている、その態度そのものがきっとテーマで。

男はあるバンドのライブに、女は犬に出会う、それがそれぞれの生活に変化を投じる、その音楽と犬がちゃんとそれぞれものすごく良くてこちらも納得できたところがよかったな。犬は光。