このレビューはネタバレを含みます
境界が鬼のようにでてくる。
ここまで明確に性と生と死が一直線にあるのは珍しい気もする。でも本来はそういうものだから間違えではない気もする。
冒頭の夏子さんが持ってる女性の粘度と父との性を感じさせる描写はあえて、きちんとちょっと不快感があるから主人公の感覚と重なる。
生まれることの背景にある性が描かれながら、生まれる過程を主人公が下の世界で見ていくことでお母さんを受け入れる感じ。お父さんの的外れさは、典型的な「父」だと思った。
映画館でハヤオ新作を観られるという経験ができて良かった。