きり

君たちはどう生きるかのきりのネタバレレビュー・内容・結末

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

すべての創作物の軸となる『破壊と再生』を極限まで抽象化し、具体化する作業を観客に委ねて、タイトルに繋げているのであれば宮崎駿は流石だと思う。

積み木が『破壊』したけど、その積み木って何なの?ってところは、各々ぶち当たっている問題等を連想したのではないだろうか。安寧(積み木の搭)が崩れて、頼れる人(大叔父)もいないけど、どう『再生』する?と問いかけられた様だった。エンドロールに『おわり』がないのは、これから歩き出すから‥考え過ぎだろうか?

メインストーリーでは、空襲で妻を亡くした父親が戦闘機を製造していたり、眞人の同級生を権力で捩じ伏せようとして何とも言えない気持ちになったが、眞人と夏子が親子愛を築けそうでホッとした。
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